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馬門石の山

2012.12.30

馬門石の山に来ています(^^)
久しぶりに来ました。

馬門石とは・・・

 平成10年、大阪・高槻市の継体天皇陵注1から、淡いピンク色を帯びた石棺の蓋の破片が見つかりました。この石は、古墳時代の豪族の柩等にも使われており、現在、大阪や奈良、滋賀県など14カ所で発掘されています。 しかし近在にはこの石を産出する場所はありませんでした。
 古の帝や豪族の奥津城で彼らの眠りを守るこの石は、はるばる九州から運ばれていたものだったのです。有明海と不知 火海に突き出した熊本県宇土半島・馬門地区に産する独特の石で、その地名から「馬門石」(まかどいし)と名付けられました。
 今から8~9万年ほど前、阿蘇山の噴火で流れ出た火砕流が 固まったものと言われ、別名「阿蘇ピンク石」とも呼ばれています。地元では、神社の鳥居や祠、石段など様々な用途に使用され、今もなお現役のものも少なくありません。
 この馬門石は、考古学上非常に貴重な石で、この先採掘できなくなることも考えられる限りある材質です。 また、馬という字を「み」と読んでいた時代があったという説もあり、それが定かであるならば 「みかどいし(帝石)」と呼ばれていた可能性も否定できません。
 このように、調べれば調べるほど奥の深さのある馬門石。古代への浪漫に、まだまだ思いはつきません。

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カテゴリー: 社長の日記 

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